【後編】おかえりなさいレデイリカちゃん

どうもこんにちは!
akaribbon(アカリボン)のkicco(きっこ)です。
今回はレデイリカちゃんお迎え&メンテナンス記録(後編)です。

前編はこちらから→【前編】おかえりなさいレディリカちゃん

レデイリカちゃんがうちにやってきた

オークションでゲットしたレディーリカちゃん髪はボサボサ、汚れはやや目立っていたものの概ね良品だった。
ボディー洗浄後、ストレートパーマを済ませたレディーリカちゃん
ストレートパーマをかけているときの写真を撮り忘れてしまっていた/(^o^)\
初代リカちゃんや2代目りかちゃんのクルリンパーマをする際にもストレートパーマは重要な行程なので、いつか改めて作業方法はまとめたいと思う

前回検品は済ませたので早速メンテナンスしていこう。

ヘアセット(生え際を再生)


まずは生え際の交差編みのやり直しを…
レディリカちゃんは髪がとても長いので交差編みがとてもやりやすい
初代リカちゃんの前髪等の短い毛は髪の反発が強く勝手に編み込んだ部分が緩くなって解けてしまうが
レディリカちゃんは全くその心配がなくストレスフリーである\(^o^)/
逆に(?)毛が長すぎるのでレデイリカちゃんは髪の毛が絡まりやすくそれには注意が必要
画像の生え際付近にある短い髪の毛が切れて飛び跳ねているように見えるものは
植毛用のミシンで埋え込む作業の際に変に毛が飛び出たり絡まってしまっているもので
誰かが意図的にカットした物ではない(これまでメンテナンスしてきた初代〜2代目リカちゃんの生え際にも時々見られる現象)
この短い毛は見栄え的にあまり宜しくないが、気になるからと抜いたり切ったりするとそこから連鎖的にどんどん植毛が抜けて取り返しがつかない事になりかねないので
今回は交差編みで生え際を編み込む際に一緒に根元に編み込んで目立たないようにする事に。

だいぶ編み込めてきた

同じ量を均等に編み込むことが綺麗に仕上げるコツ

2列の植毛を解いた時は見た目的にハゲが結構悲惨なのだが、編み進めていくと可愛さが徐々に戻ってきてテンションも上がる)^o^(♪
…と思っていたところで違和感に気がついた
先ほど、同じ量を均等に編み込むことがきれいに仕上げるコツだと言ったが
今回1度に編み込んだ毛の量が多すぎて交互に編んだ後に出来る生え際の隙間が気になってしまった
このぐらいの生え際の仕上がりのリカちゃんも既製品に存在するが、一度気にし始めるとどうも気になってきてしまう。。。
実は今回は「いつも編み直しに凄い時間がかかるからなー。」と一度に編み込む量を増やして編んでいたのだ…なので

サクサク進むなぁ(^^♪


とノリノリで一気に編み進めてしまったから、違和感に気がつくのがかなり遅れてしまった
やり直すか、妥協するかーーーー

ヘアメンテ完了

お察しの通りすべて解いてやり直し\( ˆoˆ )/
編み直した後にお湯をかけて髪の毛を落ち着かせた(まだ少し濡れてる)編み直す前とは生え際の隙間がきれいに埋まり、繊細な仕上がりになっているのがわかる。

編み直す前に比べて、一度に編む量は最初の大体3分の1ほどにして編み直した
つまりいつも編み込んでいる量と同じぐらいに戻したということ(T_T)
余計な手直しが入り結果時間もかかりそして仕上がりに自分も納得できないんだよね… (反省)
直した後の編み目は本当に綺麗(^^♪
せっかく可愛いレディーリカちゃんだもんね…直してよかった~
余談ですが作業中は、リカちゃんに服を着せると予期せぬことで汚れたり、洗浄した際の水分で大切なお洋服がシミになったりするのでメンテナンス用の下着を着せることにしている
作業中ずっと裸はかわいそうだし、恥ずかしいよね。

全てのメンテナンス完了。

可愛くなったお顔のくすみも消えて
改めて見てもアイプリントメイクともに良好

天使だ…

経年劣化が進むと目に光沢がなくなるのだが今回のレディーリカちゃんはアイプリントは全くと言っていい程痛んでいなくて、しっかりツヤがあり生きているみたい
しかもお顔洗ってあげたらほんのりチークが残っていたことが判明
これはかなり嬉しい誤算
レディーリカちゃん(初代リカちゃん)の左目(今回の画像で言うと右目)
青い部分のプリントって主に2種類あるけど、吹き付けの型が2つあるのかな?それとも同じ型だけど、職人さんの手癖によって上にずれるのか…どちらも可愛いけど、私はこのちょっと上にずれてる(?)方がレトロな感じがして好き

レディーリカちゃんは右側にヘアピンが付いている
このスーパーロングの髪の毛をヘアピンなしで落ち着かせるのは少し難しい
ヘアピンなしだと容赦なく前髪が落ちてくる(;^ω^)
しかしおでこに沿ってピンを止めるのも結構難易度が高かった
何度か挑戦したけど絶対1~2本ピョンと毛が飛び出すんだよね…最終的にピョン毛は無理やりピンにねじ込んだ(画像左下の不自然にキラッと反射している毛がそれ)
今回は家にあったオリジナルと同じサイズのピンで当時の仕上がりを再現しているやっぱり生え際の編み込みも丁寧でいい感じ

直してよかった(^o^)

⑥レディーリカちゃんの手

1970年代で、この技術は本当に凄すぎる

かなり接写しても、きちんと人の手の形をしている
丁寧な作りで、なんと指が1本ずつ独立している部分もある!(興奮)
実際に見ると1センチにも満たない、本当に小さい手なのにこのディティール…
子供のおもちゃのクオリティーじゃない!写真でもしっかり爪まで見える(゜o゜)スゲー
腕の作りは、手首の手前までが空洞になっており、中には肌色の針金が一本通っていて、肘の部分を曲げて遊ぶことができる(足も同様の作りで、針金が通っているので、膝を曲げてポーズを取ったり椅子に座らせたりする事が可能)この時期のリカちゃんの腕は一つ一つ手仕事で形成されているからか、左右を比べるとどちらか長い場合が多い
この子は右側の腕の方が長い。

レディリカちゃんの足

とてもきれいな美人の足♡

足の付け根から太もも~ふくらはぎにかけての流線も太すぎず細すぎず素晴らしくまさにお手本のような足
ヒールからスニーカーまで何でも履きこなせそうな足の形をしている
今回着用しているのは、4代目りかちゃんのシューズ
初代リカちゃん〜3代目リカちゃんのシューズは小さすぎて入らない
足の裏はやや土踏まずがあるもののそこまでリアルではないなめらかな平らだが、素足で飾っていても違和感はない良くできた造形
足も立たせようとすると左右どちらかが長い場合が多く、この子は右側の足の方が長い
足の長さが揃っていないと自立させることが難しく、撮影時は足を少し前後に開いてバランスをとり立たせている。

⑧レディーリカちゃんの背中

背中上部に刻印がある。刻印は『TAKARA』『TAKARA MADE IN JAPAN』『TAKARA JAPAN』などいくつかバリエーションがあるようだが、この子は『TAKARA JAPAN』と刻印されている
初代リカちゃんママと同じボディーが使われており、こちらのボディーはレディリカちゃんフレンドの「花のトリオ」アヤとジュンにも使われている。
左右の腕の針金が背中の空間部分に隠れているゴムでジョイントされており、そのおかげで腕を左右バラバラに動かすことができる。
背中~ウエストは初代リカちゃんのボディーよりほんの少し大きいが、初代リカちゃんの衣装もワンピース等着れるものも多少ある(もちろん着丈は激短い)

⑨レディーリカちゃんのウェスト〜太ももにかけて

備忘録・検証のため、下着は外してから撮影
着せ替え人形のためか、ヒップはやや平坦に作られている。
ほんのりお尻が割れたような表現がされている(^o^)ワオ
控えめにしとかないと、服に響く場合があるから?そもそもお尻なんてそんなに作り込まなくてもマジマジ観察しないだろうし…
この子も新品の時は専用のショーツを履いていただろうが私が手にした時は既に着用しておらず、今は家にある下着を履かせている
パンツ着用時足を動かすとき、足の付け根などに引っかかったり、絡まったりするからパンツ傷んでくるし
無い方が足もスムーズに動くので、脱がせておきたい気持ちもわかる
腰のツイストするギミックがとても素晴らしく、軸が少し前屈みに設定されており
回転させたときに、本当に人が腰をひねったときのような動きをすることに驚いた
手足の付け根や腰の付け根は経年により緩くなったりぐらぐらしてくる事もあるようだが、この子は大丈夫そう

⑩before→afterまとめ

比較の衣装合わせたらもっとわかりやすくて良かったのに…( ;∀;)くッ反省

綺麗にしてお顔もトーンアップ♡
髪を綺麗にするだけでかなり清潔感が出た

afterの髪の輝きが半端じゃない(^-^)

ストレートにしたらもっと髪の毛長さが出るかと思っていたけどそんなことは無かった
beforeのリカちゃんも髪にボリュームがしっかり出ていて可愛くて好きだったがレディリカちゃんはやはり
スーパーストレートロングが似合うなぁ

可愛い以外言うことなしの麗しのレディ♡出会えて本当に良かった
大切にします

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